ひとしくんはかって やくそくしていても なかなかこないまま そのいいわけだけは ごじゅうもならべる ただしくんはよいこ やくそくはまもるし だれにでもしんせつ あかるくほがらかで いけんはこうへいだ ひろしくんはしずか やくそくはやくそく けんけんが…
いろもかたちもおともなく おもみもけはいもわからず あらゆるものがなかったが ないというものもいないし はじまりはおもいみるだけ しんじゅにひかりがあたり いろかたちおおきさごとに わけられてみをかざられる おんなたちをかがやかして いることはいる…
かつてにねんななかげつ とんこうばっこうくつで へんしょくはくらくした へきがをみごとにもしゃ ちょうだいせんのきゅうきょ いまたいぺいがいそうけいの ふたまたにめんしたしきちに きこえるのはさるたちのこえ けいがんずはがんさくなのか 81258まいの…
このまえとおんなじだね ろっかーにぬいだものを いれてひとおよぎしては たべてねむっておおきく なってくおんなじこのこ このろっかーとがないよ のうてんかかとおとしだ そのときとおなじでござる てんかわけめのたたかいに おくれとらじとはせさんじ さ…
みそかごと ふかくしずかに ことをおこす きもちいれかえ ほんきでいこう あからさま あれるこころ まきちらす きょうきのさた ほんまくやしい いのりしずめる あおいけいじばん うごくもののけはい ひそむもののといき りょうきょくたん
ひがのぼるころ かいだんのぼり ひかりをあびて おれはめざめた くっきりみえて いみはわからず ぼんやりしても あるものはある ひがおちるころ かいだんおりて くらがりのもの あいつがさがす
Fragments in Hanoi何を書いてもいいように思えるんだ ブローディガンを読んでいると さっき潰した蚊が最後に見たもの こぼして壁を伝ったコーヒーのラインのまっすぐなこと そんなのもその気になればうまく料理できそうだ 薄味だけど隠し味が効いてるように…
くらくしめったこえ しんじゅとりのうた ひとつぶのひかりが あなたのくびかざり みみにのこるひびき のびしろのあるこえ ながれぼしまぼろし くらやみのそこから そのかたのこころへ てわたすはしろばら しんからひびくこえ ひょうりゅうしゃの ひるいなき…
テーブルの下のゴミ箱のそばに おちているなにやらビニールのごとき いや、サランラップのまるめたものか そう、さっきまでルビー色のポメロを包んでいた ゴミ箱ねらってまるめて指から放したのに サランラップはなぜか入ろうとせず ひとり床にうずくまって…
よるになるとたたまれるつばさ こうもりはさかさまからめざめ ちょうおんぱでとびまわりつつ あけがたにすみかにもどるのだ よるになるときざまれているはだ ほにゅうるいのなめらかなしるし じじこっこくしんちんたいしゃし あけがたにあらたなすがたでいる…
よいやみせまれば なやみはふかまり いまとうきょうは きそくえんえんの ひろばのみつどだ ひとたびのどくを もってなやむけど ひといつくしめば もえさかるこころ さますものありて なおいきふきかけ しゃくねつのきを そらさずうけとめ ひょうたんのさけ …
おいたちはるかなる せいりゅうのほとり くちぼそうしがえる おはぐろとんぼとび そこなしのふちから のぞくほのぐらきは おいたがすぎる えびがにのかわ かえるのかわ せみのはね ばったのあし ひきはぎむしり おいたろばにのり せにゆられるひと ろばのみ…
かびのきんしが ねをはりのばし うつわのよこに からみついてる どくそのしみが ぬぐいとれない じゅもんみたい てんのあみめが ゆるくひろがり うつわのふちに おおいかぶさる てきいかげぐち もれなくきいて くださるおつげ あたまのなかで ひばながはしり…
わがままなまま おもうがままに ふるまうことが よくもわるくも わしのいきかた ひとのことなど しったことかい がまんだがまん こげるなべぞこ いわれるこころ せなかにつらら たえてることは じしんのことば あしたにまわし むがむちゅうに ぼっとうしたら…
いつものきものね いつものはきもの いつものもちもの いつものきもちが いつのまにかうせ いつのものなのか いつまであったか いつかはあったが いつごろかふめいいつもののみもの いつまでのめるか いつしかわすれて いつかはのもうと いつごろやくそく い…
つぎはかちたいね どんなあいてだか すごいぱんちだよ らーめんやきぶた みずながたべたい つまらぬことから あんなやつともめ じんせいあやまつ ふろりだのままへ みずにながしたい ついでのつきあい そんなわけだけど よりょくはないよ もどれぬふたりが …
ものに あたる あしば くずれ くるい ひとに かたる もちば まとめ まるい のうに せまる せかい わかれ わるい
十一月のはんぱな夜に 私の人 私の人よ テレビでは世界ナンバーワンのナダルと 元世界ナンバーワンのロディックの死闘 外は小ぬか雨 メガネがないと本を読めない年になって メガネをかけても私の人は来ない 一瞬のボールがラインを割ったかどうかというきわ…
むらさきのいがに くるまれたたまご しゃべれないくち ははすなにうもれ むらさきのはねに かきこまれたうた ききとれないこえ はだにとじこまれ むらさきにけむる まつげのかげのめ うごかせないての かぎはのみこまれ
ゆうまぐれ きまぐれに つきあうと しぐれゆく ぶきみなず あさっぱら きすぐれて ばんがいち こおりつく わきみずも はくちゅう やさぐれて ふところは からからに わきもみず
これはしか でもうまだ どっちかい いいくるめ ふはいする それはのみ だからさす いたるとこ かゆくても とどかない あれはいわ ふえるって ばかなこと じゃりすな くだけちる
これしか ない おもてにあらわれる かんじょうのきわみ これのみ だと ないしんいいきかせ ろんりのせとぎわか これだけ そく きもちのおくそこ そんざいのありか
きょうもまた いらいら かっかっする ん おたく おしごとは おおきな かたがしずみ ずいぶんまえから ちょきちょき てまひまかけ あ たいしょう ぼんさいは かすかな おなかのゆがみ ひさしぶりだから どきどき わくわくするね ね ぱぱ はやくおよごう ちい…
こおりならあたためればとける あたためてもあたためてもとけない それをなんとよべばよいのだろうか みずであればひやすことができる ひやしてもひやしてもあつい それをなんとなづければよいのか ゆかげんのほどよいふろにひたる なだめてもすかしてもわか…